夏の葬列 二次創作短歌

短歌

なまぬるい湿度を含む葬列に晴れた心のおれ地獄行き

罪の夢ゴムマリのように浮く彼女まぼろしが告げる人殺し

脳裏から消えぬ白色ワンピース真赤に染まる直前の白

葬列に沸いた歓び束の間の。犯した罪は消えなどしない

奪った命はふたつで夏いくつ過ぎたところで消えぬ大罪

列遠く丘の向こうに消え去るも死は離れない、脳裏にふたつ

通路がゆがんだように溶けていく幻覚をみた逃げ場など無い

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