死は見えたか?

短歌

死を見たと錯覚してはゆびをさすそこにあるのは虚無と空腹

手を繋ぎ隣を歩く君のこと嫌いじゃないよ、好きじゃないけど

病名がついてもなにも変わらない地続きのひびがそこにあった

しにたいと思う脳内物質を幸せ物質増し増しで滅!

いつの日か飲みこぼしてた錠剤を拾って震えいつだと焦る

天井を見上げて過ごす平日に「羨ましい」と通り魔に会う

仮病だとなまけ病だと言うようなしあわせそうなきみになりたい

なにもかももう分からなくなりたいな、なりたくないな、今日もおしまい。

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