死は見えたか? 短歌 2024/01/07 死を見たと錯覚してはゆびをさすそこにあるのは虚無と空腹 手を繋ぎ隣を歩く君のこと嫌いじゃないよ、好きじゃないけど 病名がついてもなにも変わらない地続きのひびがそこにあった しにたいと思う脳内物質を幸せ物質増し増しで滅! いつの日か飲みこぼしてた錠剤を拾って震えいつだと焦る 天井を見上げて過ごす平日に「羨ましい」と通り魔に会う 仮病だとなまけ病だと言うようなしあわせそうなきみになりたい なにもかももう分からなくなりたいな、なりたくないな、今日もおしまい。